【OCNバーチャルコネクト解禁】IPoE? IPv4 over IPv6? PPPoE? IPoE?今更聞けない、IPv6接続サービスを簡単に解説

プロバイダ・インターネット

こんにちは、こんばんわ、7743chの長介です。

巷でIPv6だとかIPv4だとかPPPoEだとかIPoEだとか言われております。

またこのIPv6、「IPv6にすれば混在がなくなりインターネットのスピードがあがる」とかも言われているわけで。

ただ、専門用語が多く出てきて、いまいちよくわからないっという方も少なからずいらっしゃると思います。

分かる方向けの細かい専門な解説は少し検索すればでてくるので、本日はわからない方向けになるべく簡単にわかりやすく解説ができればと思い記事をまとめます。

また混雑による速度を低下を対策するには何が効果的なのかも交えてお話していきます。

IPv4とIPv6について

IPv4は今まで使われてきた通信の仕組みです。

インターネットへ接続をしているとグローバルIPアドレス(インターネット上の住所のようなもの)が設定されます。

近年、1人1台以上のスマホやタブレット、パソコン、ゲーム機などをはじめ、家電製品などもインターネットへつながる時代となり、今までのIPv4方式だと割り当てられるグローバルIPアドレスが足りなくなってきてしまいました。

ここでIPv6という仕組みを使うことで割り当てられるグローバルIPアドレスを増やす取り組みが行われました。(住所でいう区画整理などに近いことがインターネット世界で行われた。)

これはあくまでも割り振り上の問題であって混雑が解消されるようなものではないのです。

IPv6でのインターネット接続には簡単に分けても2種類ある

IPv6でのインターネット接続には、PPPoE接続IPv6IPoE接続IPv6の2種類があります。

さらにいうと、各インターネットの契約会社(ISP)やフレッツでIPv6オプションIPv6インターネット接続など、IPv6と名前がついたサービスがいくつか存在します。

IPv6という名前が多様されていることがユーザーに対してわかりにくくなっている原因だと私は思っています。(しょうがない理由はあるのだけれども・・・)

ここで注目していただきたいのが、IPv6ではなく、PPPoE接続IPoE接続という言葉。

PPPoEは従来からの接続方法になり、PPPoE接続のIPv6はただ単に区画整理されましたっというだけの状態になり、混雑解消などの効果はないです。

IPv6ではなく、IPoE接続混雑を解消する仕組みになります。

IPoE接続に変わるとなにが変わるのか

変わる内容は簡単に2つ。

  • 混雑が解消される
  • インターネットの接続設定が不要

IPoE接続になると道路の拡張工事が行われたのと同じ状態になりインターネットの通信が混雑しにくくなります。

よく言われているみんなが使うと遅くなるという問題が解消されるということになります。

また、いままで設定に関しては、インターネットの契約会社から来ている書類の接続用IDやパスワードを使って行って利用していると思います。

IPoE接続では接続設定は不要で、契約会社側が自動的に接続を行うようになります。

これにより利用者側は、対応した通信の機器を設置(配線)するだけでインターネットへ接続することができるようになります。(WiFiで利用時はWiFiの接続する操作などは別途必要。)

IPoE接続で利用すれば速度が上がるというのがここまでの結論です。

ただ、他に問題があります。

ホームページ(サイト)側もIPv4対応とIPv6対応がある

みなさまがご覧いただいているホームページにもIPv4対応IPv6対応があります。

これは皆様側ではどうすることもできない問題で、ホームページ制作者側で対応が必要になります。

IPoE接続が対応しているのばIPv6だけです。

そのため、IPv4はPPPoE接続IPv6はIPoE接続といった2つの接続で繋がった状態となります。

この結果、IPv6非対応のホームページにはPPPoE接続IPv4接続されることになるため、混雑の改善にはならないのです。

ここで新しくでてきたのが「IPv4 over IPv6」です。

IPv4 over IPv6とは

簡単にいうと、IPv6上でIPv4を繋ぐということです。

今まではIPv4PPPoE接続IPv6IPoE接続で行われていました。

このIPv4 over IPv6では、IPv6の接続を使ってIPv4のページを見れるようになるというもの。

IPV6接続でIPv4のページが見れるようになると、IPv4IPv6IPoE接続での接続ができるようになり、全ての接続をIPoEで行うため混雑が解消されます。

IPv4 over IPv6を使うためにはOCNバーチャルコネクトや各インターネットの契約会社のIPv6オプションといったサービスへ申し込む必要があります。(会社によってサービス名が違う)

ここらへんも共通したサービス名で提供していただけるとユーザー側からもわかりやすくなるよ思うんですけどね。。。

IPoE接続には各サービスに対応した機器が必要

サービスの申込みとは別に各サービスへ対応したルータが必要になってきます。

OCNやGMOなどの契約しているインターネットの会社によっては、別途申し込みをすることで無料で貸し出しを行っているところもあります。

貸し出し機器はだいたい1万円以下のクラスの機器ですので、少人数での利用でしたらこちらで良いかと思います。

また、ひかり電話を契約している方はひかり電話対応機器が新しい状態であれば対応します。

契約会社によっては今後対応していく場合があるのでインターネットの契約会社へ問い合わせてみると良いと思います。(私の利用しているドコモ光 for OCNは今後対応予定とのこと)

IPv4 over IPv6の対応機器・対応サービスの利用で混雑は解消される

ここまでお話した内容を行うことで混雑による通信速度の低下については解消されるでしょう。

ただ、こちらを行っても改善にならない場合、契約の内容光ファイバーのケーブルを点検が必要になってきます。

ここ数年で新しくフレッツ光やドコモ光などの光を申し込みされた方は、ほとんどの方が1Gbpsの契約をしているので契約内容は問題ないかと思います。

昔から利用している方の場合、100Mbps200Mbpsの契約になっている場合があります。

1Gbpsと比較すると、1Gbps=約1,000Mbpsとなりますので10分の1以下です。

もちろんこちらは理論値なので必ずと言ってもいいほど、理論値まで速度がでることはまずありません。

ただ、理論値の10分の1しか速度が出ないといった場合に、100Mbpsの10分の1=10Mbps、1Gbpsの10分の1=100Mbpsとった形で違いが現れることもありますので契約の確認をしてみたほうがよいと思います。

お住まいの地域やマンションなどの建物によって1Gbpsに対応していない場合もあるので、対応している最大の契約で行うことをオススメします。

光ファイバーケーブルの点検に関してはNTTへ連絡が必要になります。

安くなるとかでまとめているフレッツ光を除く○○光(ドコモ光・OCN光など)の場合は各会社(ドコモやOCNなど)へ連絡する必要があります。

それ以外の場合はNTT東西での対応となります。

契約している会社がわからない方は一度、インターネットの契約会社へ連絡してみていただくと確認していただけます。

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