Epic Games vs Apple #Freefortnite問題の裁判文章公開。筆者が想定していなかった内容が浮き彫りに。

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どうも!

こんにちは。こんばんわ。ななしの長介です。

現在ネットニュースやユーザーの中で話題になっている#Freefortnite問題。

情報が錯綜しておりどれが事実なのかと言うのがわからない状態です。

前回はそういった「今、何がおきているのか」を中心に記事を書かせていただきました。

今回はそのフォートナイト問題で裁判文章が公開され、筆者が想定していなかった内容が浮かび上がってきましたのでまとめていきます。

Epic Games反抗的な対応を行いたくなったわけなどもわかってくるかと思います。

Apple vs fortnite(Epic Games)の簡単な経緯

まず初めてこの話題を聞いたという方向けに簡単に経緯をまとめます。

大人気ゲーム「フォートナイト」を提供するEpic Gamesがゲーム内に自社独自の課金システムを申請せず導入したことにより、Apple/Google社側よりアプリ提供のガイドラインに違反をしていると判断されApp StoreやGoogle Play Storeよりフォートナイトのアプリが削除された状態となっております。

これに対しEpic GamesApple独占していると訴え、起訴を起こしている状況となっています。

▼詳細に関しては以前の記事よりご確認ください。

新たに浮き彫りになった事実とは?

今回の問題が起きる前に新たにApple側がEpic GamesのCEOから受け取ったメールの内容が公開されました。

その内容が、「AppleとEpic Gamesでアプリ提供に関する特別契約を結んでほしい」というものでした。

通常AppleGoogleのアプリ提供用のプラットフォーム(App Store / Google Play Store)でアプリを提供する場合には各社の課金システムを利用することが義務付けられており(一部例外あり)、独自の課金システムを利用したり、そのようなページへの誘導を行うことが禁止されています。

この各社の課金システムを利用してユーザーが有料アプリの購入や、ゲーム内アイテムの購入による課金を行った場合、購入金額の30%はプラットフォームの提供元が手数料として受け取る仕組みになっています。

この手数料を引き下げたりするとができる特別契約というものが存在することが新たに発覚しました。

手数料の減額などがある特別契約とは?

もともと毎月の契約(サブスクリプション契約)の場合には、1年目は30%2年目は15%と手数料の変動がある契約になっています。

それ以外の即時購入による課金に関しては、上記でも記載した一律30%の手数料と定められています。

ただし、米Amazonなど一部企業には上記とは別の特別な契約が取られているんだとか。

Appleが2017年にAmazonが提供する動画サービス「Prime Video」に新規会員が加入した場合の契約料は通常の30%ではなく、15%に減額するというもの。

それに加えて既に会員になっているユーザーより発生した契約料に関しても15%の手数料に引き下げることまで合意しているようです。

これは実質「Prime Video」に関しては「15%の手数料でいいよ」と言っているような状態です。

ただ、この特別契約の条件が明確にされていないというのです。

それにより、App Storeにアプリを提供し30%の手数料を支払っている他の企業から不満が広がり、米主要メディアが参加する団体がAppleへ問い合わせをしているとのこと。

Appleはこの問題に対して「条件を満たせば誰でも契約可能」と発言しているようですが、実際Epic Gamesから申請に関しては拒否を行っているというのが現状です。

Epic Gamesも世界的にユーザー数が増え、課金による利益に関しても十分にあるように感じますが、条件が明確可されていないことにより、なぜ拒否されたのかがわからない。

もしかしたらこのあたりがEpic側が納得がいかない点なのかもしれないですね。

それにより、Epic反抗的な対応を行ったのでしょう。

今後はどうなる

この特別契約の明確化がされていないため、なぜなのかというのはわからない状況ではあります。

ただ、私が考えるに「AmazonEpic Gamesの大きな違い」として、サブスクリプション契約で定量の手数料が発生するか否か、ここがポイントになっているような気はします。

Apple側からすれば、突発的なゲーム内アイテムの課金による手数料収益よりは、サブスクリプションによる定期的な手数料収益のほうがありがたいと思いますからね。

今回の発覚した事実により、Epic Gamesが訴えたくなった理由も見えてきました。

ただ、こういった特別な取引に関しては企業イメージなどもかなり重要になると考えられますので、反抗的な対応を行ったEpic GamesAppleにはいいようには思われていないでしょうから、特別契約が結べるとはなかなか思えません。

現状としてはEpic Gamesが折れない限り再公開はないという私の考えはまだ変わりませんね。

8/24に初公判が行われる予定となっているので翌日以降にまたネット上に情報がでてくるのではないかと思います。

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